48年前に初版が出版された評価の高い”結晶星団”を読んだ。
小松左京の作品を読むのは久しぶりである。
30年以上も前に有名な日本沈没、首都消失など長編は読んでいたが
短編集は初めてである。
気に入ったのは次の3編。
1)Happy Birth Day to :いやー、こんなに物語が上手だったかと再認識した。
2)失われた結末 :未来から来た人の正体と自分の家族が混乱する物語が面白い。
3)結晶星団 :結末で主人公がどちら側に行くのか不明にしている点が中々良い。
ただ、ハードSFのようで分かり難い所もある。
<個人的な感想>
長編を読んだ時にはスケールの大きさが面白く、物語としては
普通だと記憶していた。今回読んだ短編では違う面で感心した。