上巻が面白かったので、下巻(2編入っている)も読んでみた。
これも面白かった。
第2編の”出口戦略の無謀”から一部を引用する。
「〝最悪とまではいえない作戦〟はすでに放棄し、
〝最悪一歩手前の作戦〟に移行しています。」
「作戦はまだ実行可能です
(あてにならないリスク評価モジュールなら万事順調と評するでしょう)。」
「偽情報です。いわゆる噓ですが、
企業間のビジネスや戦争ではなぜか表現を変えて巧妙な戦略として推奨されています。」
<個人的な感想>
主人公の警備ユニットは、強力だが最強ではないので、
色々と試行錯誤しながら苦境を逃れるところが面白い。
長編のNetwork Effect(2020年出版)の和訳も決まっているとの事。
出版されるのが待ち遠しい。