ミステリ小説”カールの降誕祭”を読む

SF小説も良いが、ミステリ小説も良い。
初めてのミステリ小説は、シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)であった。
今から48年も前である。夢中になって全10冊を読んだものである。

久しぶりにミステリの短編集を読もうと思い、
”カールの降誕祭”を図書館で借りた。

驚いたのは、その薄さ(訳者あとがきを含めて93ページ)と
価格(本体価格1500円)のアンバランスである。
どうやら、作者の好むイラストレータの挿絵が沢山入っている為らしい。
しかし、下記のWEBページで褒めているような相乗効果は感じられない。
人を選ぶ本である。このような本には出会った事がなかった。
「ドイツでは、クリスマスに最も殺人が多い」 天才シーラッハからのブラックな贈り物!

3つの短編が入っているが、どれも良く分からない。
面白いわけでもなく、何かを考えさせられるわけでもなく、
何だか取り残された感じがする。
好みに合わないものを読んだ感じである。