前回の続き
(C)解答の考え方
(a)三角座標上を出発点から下記の四辺形枠上の位置にぶつかるまで移動する。
なお、B軸(3ℓ)、C軸(5ℓ)上では原点を含む角の4点まで移動する。
(b)ぶつかった後は、ビリヤードの玉のように反射する方向を選ぶ。
なお、B軸(3ℓ)、C軸(5ℓ)上の移動はなるべく避ける。
(D)解答例
step1 原点から右へ移動(8ℓの容器から5ℓの容器に5ℓ注ぐ)
step2 左上に移動(5ℓの容器から3ℓの容器に3ℓ注ぐ)
step3 左下に移動(3ℓの容器から8ℓの容器に3ℓ注ぐ)
step4 左上に移動(5ℓの容器から3ℓの容器に2ℓ注ぐ)
step5 右に移動(8ℓの容器から5ℓの容器に5ℓ注ぐ)
step6 左上に移動(5ℓの容器から3ℓの容器に1ℓ注ぐ)
step7 左下に移動(3ℓの容器から8ℓの容器に3ℓ注ぐ)
これで、5ℓと8ℓの容器に4ℓづつ分ける事ができた。
<個人的な感想>
迷わずに解答できるし、分かり易いので大変良い。この方法は、数学の魔法の宝箱の著者によれば、
1939年にMaurice Charles Kenneth Tweedieが発表したとの事。
世に中には頭の良い人がいるものだと感心する。