ローカル環境フォントの検討(その2)

 以前にローカル環境フォントの検討を行った際には、MSPゴシックを使う事にした。

しかし、実際にはローカル環境とWEBページでは差が生じる。フォント幅も全く同じ

ではないので、MSPゴシックで1行に収まっても新ゴ コンデンス90Lでは2行に

またがる事例もバタイユゲーム情報班のページで2つあった。

 やはりローカル環境でも同じフォントでないと、何かとやりにくい・・・。

そこで、同じフォントを使えないか色々調べた。その結果を以下に整理する。

 

1.WEBフォントをPCローカル環境に取り込めるか?

  WEBで色々調べたが、取り込むことはできない。例外はフリーフォントで、フォント

 データをダウンロードして使う事ができる。モリサワ フォントなどライセンスのあるものは

 それができない。

2.ライセンスのあるフォントをPCローカル環境で使うには?

  ライセンス料を払えば問題なく使える。しかし、無料で使える方法はない・・・と思っていた。

 しかし、モリサワ フォントについてはTypeSquareの無料プラン(1書体、1ドメイン限定)を

 使う事で可能であることが分かった。TypeSquareのサービスは、元々WEBフォントの

 サービスであるが、URLにlocalhost(PCローカル環境)を指定できる。

 (1)TypeSquareの設定

    下記のようにURLにlocalhostを指定する。berjisan_HPはWEBサイトの内容と全く

   同じものが入っているフォルダである。

 (2)PCローカル環境での表示

   下記のようにlocalhost/berjisan_HPにあるHTML文の本文(”はじめに フォント:新ゴ コンデ”からの

  3行が本文)が新ゴ コンデンス90Lで表示される。  

 

3.補足

 (1)WEBページとPCローカル環境で同じフォント(ライセンスあり)が使えたのは、次の2つの

   サービスで同じフォントが含まれている為である。

   ・WEBページ :さくらインターネットでモリサワの無料WEBフォントサービス

   ・PCローカル環境 :TypeSquareのサービス(無料プラン)

 (2)書体は1つ(新ゴ コンデンス90L)限定なので、文字の太さは変えられない(別書体になる為)。

 

<個人的な感想>

 少々の制約はあるが、WEBページとPCローカル環境で同じWEBフォントが使えるのはありがたい。

一時は挫折してホームページのリニューアルを諦めかけた・・・。少なくとも本文が同じフォントでないと、

1行に文章が収まるかどうかの見極めができないので使い難いのが実感である。

 

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