フェルディナント王子のwikiを見ていたら、ベートーヴェンがピアノ協奏曲第3番を
献呈していたと記載されていた。そこに載っている楽譜の表紙(下図)を見て驚いた。
composé et dédié と記載されており、フランス語である(意味は、作曲と献呈先)。
楽器構成の表記もViolon(ヴァイオリンでドイツ語ならVioline)、Alto(ヴィオラでドイツ語ならBratsche)と
フランス語で書かれている・・・。
<個人的な感想>
初演の1803年4月は、オーストリア・フランス間が平和な時期である。
しかし、その前は戦争しており、またオーストリアは敗北したので、
敵国であるフランス語で書くのは非難されなかったのだろうか?
しかし、フェルディナント王子の作曲した楽譜の表紙も以下のようにフランス語で書かれている。
quatre voixは英語でfour voice(4声)、composee parは英語でcomposed by(作曲は)。
haidonnn
ハイドンのピアノ小品の表紙も、以下のようにフランス語である。
pièces pour le pianoforte par(英語ではpieces for the pianoforte by)で意味はピアノの為の小品集。
この時代は、楽譜の表紙をフランス語で書くのは普通だったのかもしれない。