ピタゴラス音律のウルフ5度をCとGの間に置く為の設定は、音源によって
方法が違う。
1)Pianoteq5の場合
キーボードデータ(kbmファイル=中身はテキストファイルで拡張子は.kbm。
中身は: Kbm_B)で、基準音をB(MIDI番号=59)に指定し、Bの周波数を
247.486Hzに指定する。
なお、音律データ(Scalaファイル=中身はテキストファイルで拡張子は.scl。
中身は:Scl)は基準音がどれでも共通に使えるので、新しく作る必要はない。
上記Sclファイルは基準音を0とした各音(1オクターブ分の12音)のセント値を指定している。
2)Hauptwerkの場合
専用のxmlファイルでMIDI番号=0~132のデータを指定する必要がある。
549行のファイルの中で周波数部分の133ヶ所を変える事になるが、一々
手作業で変更するのは容易ではない。
そこでWEBで調べると、hauptwerk temperament generatorというものがある。
実際に使ってみたツールの詳細を次回で紹介する。
<個人的な感想>
Pianoteq5は使い易いが、Hauptwerkはツールなしでは使えない。しかも、
hauptwerk temperament generatorはいくつかあるが、どれも使い方が
分かり難く、苦戦した・・・。
<リンク>