【音楽】DTMピタゴラス音律の調整検討(2)

 ウルフ5度を跨いだ場合の1番目の例として、ロ長調の音程3度の振動数差を純正3度との

偏差で計算すると以下となる。単位はセント値。

なお、ハ長調を基準としたので、ウルフ5度はC#(D♭)とG#(A♭)の間に置いた。

   ディグリーネーム

ⅡmⅢmⅥmⅦm-5
D#       
C#     -2.0 
    +2.0 +2.0
A#   +2.0 +2.0 
G#  -2.0 -2.0  
F# -1.9 -1.9   
+2.1 +2.1    
D#  -21.5     
C#-2.0      
       

 

並行短調の嬰ト短調の場合は、以下となる。

   ディグリーネーム

Ⅱm-5♭ⅢⅣmⅤm♭Ⅵ♭Ⅶ
       
A#     +2.0 
G#    -2.0 -2.0
F#   -2.0 -2.0 
  +2.0 +2.0  
D# +25.6 +25.6   
C#-1.9 -1.9    
  -45.0     
A#+2.0      
G#       

 

<個人的な感想>

 確かにウルフ5度が和音に含まれなければ、純正3度に近くなるので大幅に改善される。

問題は、演奏する曲にウルフ5度を含む和音を使っているかどうかである。使っていなければ

良いが、使っている場合はずれが拡大するので、悪化してしまう。

 

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