今回は、前回の案を基に実際に音を聴きながら決めたストップで演奏した
パッヘルベルの曲の出だしを聴き比べする。
なお、ストップは以下の手順で決めていった。
1)まず低音部3ヶの中から、気に入ったものを案1は1つ、案2は2つ決める。
2)上記のストップを引き出した状態で(低音を発声させながら)、
中音部4ヶの中から、気に入ったものを案1は1つ、案2は2つ決める。
3)上記1)と2)のストップを引き出した状態で(低音と中音も発声させながら)、
高音部4ヶの中から、気に入ったものを案1は1つ、案2は4つ決める。
以下の曲は、次のストップを使っている。
<デモ曲のストップ>高音0、中音3、低音0
Voix Celeste 8、Viola Di Gamba8、Rohr Flute 8
<案1 三重奏>高音1、中音2、低音0 (低音が気に入らないので低音に近い中音に代替)
Flauto Magico 4、Viola Di Gamba8、Rohr Flute 8
<案2 四重奏×2>高音4、中音2、低音2
Piccolo 2、Flauto Magico 4、Oboe8、Trumpet 8、
Clarinet 8、Voix Celeste 8、Geigen Principal 8、Lieblich Bourdon 16
<案3 全部>高音6、中音4、低音3
<個人的な感想>
案2と案3は似たように聴こえる・・・。個人的には案1が一番良いと思う。ストップの組合せを
決めるのは楽しい作業なので、オルガンの良い所が感じられた。
なお、オルガンはピアノと違い、鍵盤を押す強弱では音の変化はない。どのように押しても同じ音になる。
その為、音色の選択が重要になると思う。同じ音(ドレミなど)でも別の音色を一時的に使いたい場合には、
下段のキーボードか脚のキーボードを使う。その意味では、St.Anne’s Moseley教会のオルガンは、
3組のオルガンから構成されるオルガンセットと見なした方が良いかもしれない。
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