第2次ラシンの戦いの結果、人員の損害が大きく、砲兵の再見直しが
必要になった。最近の見直しでは、砲兵諸元(射撃力)と隊形変更確率の
2つを変更した。各々について、再検討した。
1)砲兵諸元(射撃力)
今回の変更は、フランス軍の諸元は余り変わりがなく、オーストリア軍の
砲兵を強化している。見直し案としては、ME版と同様に射撃力を低下させる
事になるが、次の2つの理由で見送る。
A)他の連合軍の国と比べてもオーストリア軍は低過ぎる。
B)当時のオーストリア軍砲兵は、フランス軍に次いで優秀である。
(参考:Artillery Of Napoleonic Wars)
2)隊形変更確率(牽引状態への移行)
今回の変更は、主力の6ポンド砲を基準にしてフランス軍は変わらないように
している。それに対して、オーストリア軍は大幅に改善されているのが、やり過ぎ
と思われる。見直し前後の両軍の確率は以下の通り。
ME版 | 今回の変更 | |
フランス軍 | 0.500 | 0.500 |
オーストリア軍 | 0.333 | 0.611 |
今回の変更は、大砲の重さに比例して確率が下がるように試算した。この事
自体は間違っていないと思う。国別の砲兵の練度(練度が高ければ、大砲の
操作速度も上がる)を考慮して確率を下げる必要がある。
<個人的感想>
まずは、隊形変更確率(牽引状態への移行)を見直してプレイテストし、
その結果で追加の見直しをするかどうか判断する予定。予想以上に
変更した影響が大きい・・・。大砲の重量だけで確率を試算したのは、
安易だったかもしれない。
<リンク>