フランス軍の連隊砲は、年代により有無や砲数が変わるとの事で、少し調べて見た。
いずれも3ポンドか4ポンドカノン砲で、初めは砲兵1ヶ中隊が連隊に配属された。
1793年 | 1796年 | 1798年 | 1809年 | 1813年 | |
大砲の数 | 6門 | 3門 | 廃止 | 復活し2門 | 廃止 |
砲兵人数 | 84人*1 | 47人*2 | 28人*3 |
*1 士官5人、 *2 士官3人、 *3 士官2人を含む。
(補足)
1)革命戦争中には、半旅団となった新編成の部隊に砲兵中隊が配属される。旧編成の
大隊のままの部隊には配属されない。
2)1809年に復活したのは、捕獲したオーストリア軍の大砲が多かった為との事で、
他に40人の荷馬車部隊が付く。
3)1813年に廃止になったのは、ロシア遠征の失敗で大量の大砲を失った為。砲兵隊の
再建の際に、連隊砲まで装備する余裕がなかった。
<個人的感想>
1796年に半減し、1798年に廃止なったのも、大砲の供給が無理だった為と思われる。
連隊砲よりも師団・軍に配属される砲兵中隊の装備が優先されるのは、妥当と思う。
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