前回の砲兵中隊と荷馬車中隊の人員は、第1線部隊であり、別に予備部隊がある。
1)砲兵中隊の予備部隊
大尉2級1人、伍長1人、兵站砲兵1人、砲兵20人
2)荷馬車中隊の予備部隊
中尉1人、少尉1人、軍曹3人、伍長2人、トランぺッター1人、
蹄鉄職人2人、馬具職人1人、兵士47人。荷馬車20台、馬110頭。
なお、荷馬車20台の中で8台は歩兵のマスケット銃の弾薬用で、
1台22000発を搭載できる大型車両である。
3)予備部隊は、前線から離れた所に居て人員や弾薬の補充を行う。
4)予備部隊の指揮は、配属先による。
A)単独師団に配属された場合は、上記1)2)を砲兵中隊の大尉が指揮する。
B)軍団(または軍)に直属する師団に配属された場合は、予備部隊が軍団
(または軍)に纏められて、軍団(または軍)の砲兵参謀が指揮する。
C)軍は独自の予備部隊を持ち、軍の砲兵参謀が指揮する。
5)第1線と予備を合計した人員は、以下の通り。
砲兵中隊 101人、大砲6門。
荷馬車中隊 101人、荷馬車32台、馬200頭。
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