伝令ルールの検討

 第2次ラシンの戦いをプレイテストしている際に、オーストリア軍の右翼旅団長から

軍団司令官に砲兵中隊の派遣要請をしたい場面が生じた(18:40頃)。

そこで、伝令ルールを検討する。

1)基本的な考え方

 A)模擬したいのは、要請・命令が伝わる時間の遅れである。

  なお、上官から部下の指揮官への新たな命令も同様に模擬する。

 B)要請・命令内容については、口頭で正確に伝わるものとする。

 C)途中で伝令が負傷するなどの事故は模擬しない。

  なお、敵の包囲下にある時の救援要請もあるかもしれないが、

  今は検討から外す。(その時に改めて考える)

 D)実際には副官などが伝令になるが、バタイユゲームでは軍団以上にしか

  副官が付かないし、1つなので同時に複数個所に伝令を送れない。

  そこで、指揮官ユニットでなく、伝令マーカ-として扱うのが良いと思う。

 E)指揮官の指揮範囲内にいる部下については、伝令ルールは適用しない。

  あくまで遠距離にいる独立指揮官との連絡を模擬する。

 

2)ルール案

 A)伝令マーカ-は、旅団長以上の指揮官から数の制限なく送れる。

  職位に応じて数の制限を設ける案もある、煩雑になるので今回は

  制限なしにする。

 B)伝令マーカーは、自軍の移動フェーズに移動できる。移動力は

  14.4(トロット)km/時(*1)で移動するものとして、1ターンの基準時間

  10分から14.4÷6×10(1HEX=100mの換算)=24とする。

  (*1)1つの戦場範囲であれば1時間以上かかる事はないが、

   馬の負担の少ないトロットを仮定した。

 C)伝令は指揮官のいるHEXから出発し、他の歩兵・騎兵・砲兵の居るHEXでも

  制約なしに通過できる。

 D)伝令が宛先の指揮官ユニットのHEXに到着したターンの、次の命令フェーズで

  伝令の内容が伝わるものとする。その時に伝令マーカーは削除する。(帰りは

  模擬する必要がないので)

 E)要請・命令を受けた指揮官は、上記D)の命令フェーズ以降に配下の部隊に

  新しい指示を出せる(増援の派遣、守備・攻撃目標の変更など)。

  連絡を受けてから即時の対応は難しいので、1ターン遅らせる案もあるが、

  煩雑になる為に今回は見送る。

 

<個人的感想>

 移動力が24もあれば、戦場の広さにもよるがラシンのなどの1マップなら1ターンで

到着できる。しかし、途中に川などの障害物があれば、2ターンかかる場合もあるので、

まずは伝令マーカーを使ってプレイテストしてから評価する。結果によっては、マーカーを

移動して使うまでもなく、単に要請・命令があったメモとして指揮官近くに置くだけでも

良いかもしれない。

 

<リンク>

ブログのトップページは、こちら

バタイユゲーム情報班のホームページは、こちら

  2 comments for “伝令ルールの検討

  1. DRAGOON
    2016年10月25日 at 7:37 PM

    いつも楽しみに読ませて戴いております。

    MMP社(The Gamers)のCWB(Civil War Brigade)シリーズの命令システムは、参考事例になろうかと思います。

    • berjisan66@bataille
      2016年10月26日 at 12:26 AM

      コメントありがとうございます。
      早速CWBSの3.2版ルールをダウンロードして見ています。
      中々歯ごたえがありますが、面白そうです。
      検討が纏まりましたらブログにUP予定です。

      (注)次にUP予定の記事、伝令ルールの検討(2)、(3/E)は
      上記の検討前の内容です。

Comments are closed.